我輩は犬である。タイトルはまだ無い。

犬について書いた記事は無かったと思います

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吉村昭さんのオススメ本がしりた~い

今日はちょっと毛色を変えて書いてみようと思う
どうもエコ犬です

 数年前、ふと手にした文庫本から、僕の読書ブームは始まった。その文庫が何かは憶えていない。
 しかし、そのブームは定着して今に至っている。まるでナタデココのようにブーム後も一定の地位を獲得して、僕の生活基盤の一部を占有し、圧迫している。プラモデルもロボットアニメも海もTVゲームも、そのワリを食っている。
 これは、『本読み』を自称しても良いのでは無いかとも思うし、実際には内々で言っている。「けっこう読む方だよ。」と、たかだか月に10冊も読まないのに。
 どんな分野でも言える事だけど自分の世界は小さくて、特にネットの海は広大で、浅瀬でチャプチャプお遊戯しているだけで、小波の大きさ、深さ、轟音に戦々恐々とし、自分がどれほど素人なのかを思い知らされる。過去に300冊以上読んだ程度の自慢では、波紋も無く海に消える小石にもならず、赤面する権利さえ与えてもらえない気がする。
 でも、まあ、無作為に大勢の中から篩えば『本読み』と胸を張れるだろうと、ほんの近場でだけは『本読み』にさせていただいている。トーナメントの1回戦を勝った時点で参加者中の上位になれるわけだし、その程度は本を読んではいる。世の中、MSの足を見ただけでMS名がわかる程度の知識で『ガンダム芸人』を名乗れるのだから、僕にも『本読み』を自称させていただきたい。

 そんな自称『本読み』ですが、読み終わった本を入れているダンボール箱をひっくりかえしてみて、まあ軽い。物質的な意味ではなく、ライトノベルだとかそういう事でもない。大抵が平積みされ、魅力的な紹介文の書かれたポップを見て手に取った文庫本ばかりなので、まあ軽い。
 ミヤベミユキは合わない。ヒガシノケイゴは面白くない、ムラカミハルキは興味ないと、マイノリティな風情のくせに、著者を見れば森見登美彦、桜庭一樹、有川浩、森博嗣、誉田哲也、辻村深月、大槻ケンヂ。古い作品でも、太宰治がせいぜい。
 もう少し重い小説が読んでみたい。
 とりあえず、先に書かなくてはいけない事なので書きますが、軽いと言ったのは、僕の魂胆についてであって、上の作家さん方の作品が軽いわけでは無い事はここで明記させていただきます。
 例えば、ネットの海に腰まで漬かった『本読み』の方々に「渋いね。」「わかってるね。」と言われるであろう『本読み』ならではの選択がしたい。それに耐えうる語彙、読解量を手に入れたい。「アーマードコアはマスターオブアリーナが一番だよな」と、一部ファンにしか迎合されないような事を、本の世界で言ってみたい。比較的、本を読まない人には、筆致が難解でストーリーを理解するのにも苦労するような作品を読みたいのです。 
 つまり、読みやすい文体を軽い。古典的な、もしくは難解な文体を重いと表現しているだけで、僕の知識では受け入れられない文体を重いと定義しているだけの事。やはり僕の魂胆は軽い。

 手始めに皆川博子さんの蝶を読んでみた。短編集らしいので、この手のものに手を出すには丁度良いと、またまた軽い気持ち。
 どうやら大御所のようで、ストーリーはもちろん、文体で読ませるとはこの事かと思えるような言葉運び。僕の脳内CPUがカリカリと音を立て熱暴走しそうになりながらも最後まで読ませる。そして、あとがきまでもが重い。
 残念ながら、この小説の内容を3割も理解できてない。それくらいは解かる。それでも、何度も読ませてくれるのは、浅い理解のおかげで、読むたびに理解が深まるからだけでは無いんだろうなぁ。
 一番最初の短編『空の色さえ』その空の青さ、眩しさ。土間の奥、湿った土の積もった一片のようなほの暗さ。文字が、抽象的な感覚までも表現してくれている。

 しかし、如何せんレベルが違いすぎた。もう少し理解できるものをと探す。自分の程度を理解して、謙虚に振舞えるのが僕の美徳。
 そして手を出したのが、ちくま文庫『名短編、ここにあり』
 北村薫、宮部みゆき編の短編集。
 思ったほど重くない。むしろ軽い。読める、私にもこの短編が読める。感動ひとしきり、つかの間に読破。もしかして、気づかぬ間に読書レベルが上がってるのではないか。
 特に吉村昭著『少女架刑』
 どんでんがえしも意外性も無く、ただ読ませる。うすら寒い風景の中心に、ぽつんとある存在。魂って心臓でも脳でも無いところにあるんだな。と、どうでもいい事を思ったりする。
 作者の紹介文を読むと、著書に『戦艦武蔵』とある。小学生だか中学生の頃、これで読書感想文を出した記憶がある。そん暴挙に出た過去の自分に、それこそうすら寒くなる。ただ、そんな偶然の再会に嬉しくも思う。
 他にも吉村昭さんの著書を読んでみようか。なにかオススメはありませんか?


さて、こんな文章を誰が読むのか
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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