我輩は犬である。タイトルはまだ無い。

犬について書いた記事は無かったと思います

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僕の初恋2。

そろそろ、僕の初恋の続きを書こうと思う
どうもエコ犬です


今となっては、なんて話しかけたのか
どんな事を話したのかなんて憶えていないんだけど
手続きを済ませた親が僕たちを見て
「楽しそうにお話してるのね」みたいな事を言ったのは憶えている。

その後、親と看護婦さんに連れられて
病室に向かったんだけど
そこは小児病棟ではなかった。
六人部屋のドア側が僕のベットで
他の5つのベットには大人が座っていた。

僕の知っている大人なんて
親が学校の先生ぐらいなもの。
こんな知らない人ばかりの空間で暮らすなんて想像もしていなくて
そのときの僕はガチガチに緊張していたんじゃないかな。
むしろ、怯えてさえもいたかもしれない。
まあ、そんな事は杞憂に終わったんだけどね。

そんな僕の様子を知ってか知らずか
同室の大人たちは僕に良くしてくれた。
親戚がくれたBB戦士を作っていると、気さくに声をかけてくれ
夜には一緒にトランプをやったりしていた
小学生相手にトランプだなんて接待でしかないんだけど
毎晩毎晩、良く付き合ってくれたと思う。
できた大人たちだよ。

そんなある日、再び出逢ったんだ。あの時の女の子に。
いつものように、昼ごはんを下膳しに行くと
そこには、いつかの女の子。
大人しか居ないと思っていたので
とてもハイテンションで話しかけた気がする。

それからは毎日、昼食後に彼女の部屋へ行って
話をするのが日課になった。

多分、彼女も僕と同様に不安だったんだろうね。
昼食後、下膳が終わると彼女は僕の病室の前を通る。
それが彼女の病室へ行く合図。
僕と彼女だけの秘密の合図。のつもりだった。
だったんだけど、周りの大人たちにはバレバレだった。
大人たちは彼女が病室の前に来るのを見逃さない。
「お、彼女が来たぞ」とか
「今日も行くのか~」とか言って僕を茶化す。
そんな僕もまんざらでもないテレ笑いを浮かべて
彼女の部屋へ行くんだ。

当時は気づかなかったんだけど
彼女の病室は僕の病室とは反対側で
わざわざ遠回りしないと僕の病室には来れないんだよね。
そりゃバレるわ。

彼女との会話はやっぱり憶えていない。
何を話したんだろうね。
ウノをやって、僕が連勝しすぎて泣かせた事は憶えてる。
同室の大人たちは接待してくれてるのに
僕は子どもだからバカだった。
いや、バカな子どもだった。
とにかく、とても楽しかったのは憶えてる。

そして、いつごろからか
僕と彼女は一緒に診察室に行くようになった。
看護婦さんが「一緒に行っていいよ」みたいな事を言った気がする。
むしろ、診察の時間を合わせてたんだから
看護婦さんと医者の心遣いだったんだろうね。

そんなこんなで、退院も間近。
いつものように二人+親で診察室に向かう。
医者が僕に明日にでも退院できると告げたとき
とても嬉しかったなぁ。
そのあと彼女に、まだ退院できない事を告げている時も
無邪気に喜んでたよ。
彼女は泣いていたよ。

「僕もまだ残るよ」とか
「僕が代わりに入院する」とか
男らしいことも言えず
ただただ、自分の退院に喜んでた。
本当にバカな子どもだった。

次の日、僕は退院。
彼女は病院の前まで送りにきてくれた。
そしていつものように泣いていた。
僕はというと、寂しさもあるけど
嬉しさの方が強くて
彼女を慰めるような言葉なんて
思いつきもしなかった。

そして、それから彼女とは一度も会っていない。
お見舞いくらい行けばいいのに
僕はバカだから友達と遊べる嬉しさに夢中だった。
バカだから。

                          おわり



今思うと、初恋じゃないなこれ
相手の気持ちなんてこれっぽちも考えていない







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