我輩は犬である。タイトルはまだ無い。

犬について書いた記事は無かったと思います

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こんなんだったらイヤだな

僕の創作意欲が一定以上溜まったので
発散してみる
妄想 A GOGOよりも感動を誘うものにしたい
どうもエコ犬です



 男なら必ず一度はヒーローに憧れる。「将来の夢はヒーロー!」「悪いやつらをやっつけるんだ!」幼く純粋な少年の夢。ただ、僕は少しだけ違っていたみたいで、ヒーローよりもヒーローを支える存在になりたかった。ウルトラマンや仮面ライダーが時折見せる弱い面。そんなメンタル面を支える事の出来る存在になりたかった。
 僕はヒーローに成れないから。でも、ヒーローをサポートする事なら出来るかもしれないから。それは一種の諦めかもしれない。それでも、ヒーローに近づけるなら本望だ。

 今僕はヒーローの近くに居るのだろうか。


 一時は夢を掴みかけた事もあった。僕がヒーローだと認められるヤツも居た。実際、全身全霊を賭けてサポートする事も出来た。あの頃は本当に幸せだった。
 でも、夢はするりと手から零れ落ちてしまった。今までの努力が無駄だったと言うかのように。
 あの怪我さえなければ・・・

 それでも僕は諦められなかった。
 今までとは全く別の世界で夢を追い始めた。それは困難な事はわかっていた。不器用でバカな選択だったとも思う。でも、夢は捨てられなかった。

 
 僕は今、新しい世界での人気を得ている。ひょんな事からチームを組み、仲間の協力もあり仕事を成功させた。ただ、何かが違う。何かが違うんだ。
 世間のヤツらは僕達の事を、「何にも考えずに気楽に暮らしている幸せなやつら」だと思っている。何を言われても気付かず、ヘラヘラと笑い傷付かない自分勝手でマイペースな人間が居ると思っている。
 そんなわけないじゃないか!。確かに僕はバカで世間知らずなのは認める。でも、傷つき悩む事の無い人間なんて居ないんだ。他人の心無い一言に涙した事だってある。気付かないんじゃないんだよ。ヘラヘラと傷付かないかの様に振舞っているだけなんだ。

 今僕はヒーローの近くに居るのだろうか。

 「どうしたんだ?元気が無いぞ」
 僕の様子を察したのかリーダーが声を掛けてくれる。この人もピエロを演じ続けて疲れているはずなのに、僕の事を気にかけてくれる。そう思うと、ふいに涙が込み上げてくる。
 その様子を見て、リーダーは淡々と語り始めた。
 「なあ、無知の知って知ってるか?」
 僕は俯いたまま、首を横に振った。

 「そうか。俺は昔、ヒーローだったんだよ。あの頃は本当に無知でさ、自分が一番凄いって思っててさ。オダギリジョーなんて目じゃないくらい?本当に怖いも知らずで天狗になってたよ。周りもチヤホヤしてくれたしさ。ハハッ」
 まるで悲しみを押し殺すかのような笑い声。

 「でもさ、ヒーローの役目が終わったら、周りに居たヤツらは一斉に手のひら返して。俺の周りには誰も居なくなったんだよ。その時、気付いたね。俺には何にも無かったんだって事がさ。チヤホヤしてたのは〝ヒーロー〟として俺であって、〝ヒーロー〟じゃない俺はプライドだけが高いただのバカだったんだよ。凄いのはヒーローであって、俺はただの入れ物だったってわけ」
 そんな事無いです。貴方は・・・。言葉にする事が出来なかった。僕なんかが軽々しく慰めていい事じゃない。そんな事を言える立場でも無い。

 「それでも、諦めきれなかったんだ。俺の夢はヒーローだから。誰に笑われようと、蔑まれようと、この世界にしがみ付いてきた。そしたら、こんな所にチャンスが転がっていた。」
 リーダーの声からは、いつしか悲しみが消え、力強い勇気に溢れたものになっていた。

 「ヒーローに小さなプライドや慢心なんて要らない。必要なのは揺るぎ無い魂と、それを支えてくれる仲間なんだ。昔と違って、今はその仲間が居る。まあ、無知なのは今の変わらないけどな。ハハッ」
 僕は顔を上げた。リーダーは眩しいほどの満面の笑みを浮かべている。

 『ワァァァァァァァ』
 外から歓声が聞こえる。僕達を待っている声だ。

 「ヒーローは必ず期待に応えるものだ!行くぞ上地!」
 
 「はい!つるのさん!」

 
 羞恥心 羞恥心 俺達は
 パワーはいつも どんなときも 負けやしないさ
 人生 人生 人生 夢で生きてる


 今僕はヒーローの近くに居ます。


                    著作・上地雄輔 『羞恥心の心』より抜粋



叙述トリック的にしようと思って書いたんだけど
なんか違うっぽい

てか、歌詞を全文書き写したいくらいピッタリな話になったと自画自賛
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テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学

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